手術前の準備7つ|入院前の記録
こんにちは、たくGじゃよ。
手術の前。正直、かなり怖かったじゃ。
「体の一部が無くなる」「もし手術が失敗したら?」「麻酔から目が覚めなかったら?」
そんなことを毎日考えながら、入院までの2ヶ月を過ごしていたんじゃ。
今回は、初めての入院・手術を前にして、実際に何を準備したのか。医者に言われて怖かったこと、万が一のためにやったお金の整理まで、正直に話していくじゃよ。
目次【開く/閉じる】
① 入院までの検査
かかりつけ医から紹介状と検査結果を持って、手術を受ける大学病院に行ったんじゃ。
「前の検査結果があるから、すぐ手術日が決まるじゃろ」と思っとったが、甘かった。大学病院側でも正確なデータが必要なんじゃろな。血液検査・レントゲン・CTスキャン・MRIと、丸1日かけての検査になったんじゃ。
CTスキャンとMRIは初めての体験で、造影剤が注入されるときの「液体が体に入ってくる感覚」と、狭い機械に放り込まれる窮屈さが、なかなか不快じゃった。
検査から1週間後、腫瘍箇所に大腸カメラでマーキングをして、手術日が決定。年末年始を挟んで混んでいたらしく、約2ヶ月後の手術日程になったんじゃ。毒キノコ(癌)の診断は、やっぱり覆らなかったじゃね。
そして地味にキツかったのが大腸洗浄じゃ。手術前のマーキング時と手術直前、計2回やることになった。
病院の待合室に20人ほど集められて、全員一緒にスタートするんじゃ。男性トイレは個室が8つあって数は安心じゃったが、「自分だけ洗浄が遅かったら恥ずかしいな」というプレッシャーが地味にあった(笑)。
洗浄剤500mlを溶かした2リットルの液体を飲まないといかんのじゃが、味はそこまで不味くはなかった。ビールなら余裕なんじゃけどな。
トイレは10回以上。看護師さんを呼ぶたびに「まだですね!」と言われ続け、終わる気がしなかったじゃ。最終的に優しそうな看護師さんが「これくらいなら大丈夫でしょう」と妥協してくれて、結局3時間かかったんじゃ。
前回の大腸カメラは自宅で事前に洗浄してからクリニックに行ったので30分で終わったんじゃが、今回は集団でやる分、時間もプレッシャーも段違いじゃったよ。まずい、トイレ嫌い、じゃ。
② 医師からの忠告(手術前の不安)
手術前、様々な担当科の医師から説明とオドシがあったんじゃ。
特に驚いたのが衛生歯科の説明じゃ。「腸の手術なのに、なんで歯?」と思ったんじゃが、口の中の菌が手術部位に回ると感染症の原因になるらしい(ホントかな?と今も半信半疑じゃが)。
病院で「口内衛生セット」を買わされて、食後は必ず歯磨き、食べていない時もスプレーを口にシュッシュ、唇が乾くので綿棒で湿らせる……と指示があったんじゃ。ところが実際には最初から歯磨きができたので、ほぼ使わなかった。変なミントの腐ったような味がして使う気にもなれなかったし、「そんなに大事な説明じゃったんか?」というのが正直な感想じゃ。
衛生士さんも2日に1度ベッドに現れて、ヒトの口の中をいじり回すんじゃが、「自分でできるわ!」と内心思っておったよ(笑)。
それよりも手術医・麻酔科医からの説明のほうが、精神的にキツかった。
- 麻酔による身体麻痺の可能性
- 手術内容の急変
- 感染症のリスク
- 手術後の転移
万が一の際に「事前に説明しなかった」と言われないための書類なんじゃろうが、いくつもの本人確認サインをするたびに気持ちが落ちていったじゃ。
③ お金の整理(金融断捨離)
「毒キノコ(癌)ステージ1」とはいえ、万が一を考えたんじゃ。
コロナ禍から定年までの資産形成を続けてきて、3000万ほどの資産があったんじゃが、手術・入院費と退職後の税金・社会保障費を計算して、残りを遺産としても問題ないよう整理することにしたんじゃ。
相続時に遺族が金融機関をいくつも回るのは大変と聞いて、まず口座の断捨離から始めたじゃ。
- 銀行:2社
- 証券会社:1社
- 仮想通貨:1社
- 掛け捨て保険:2社(車・生命)
子供の学費関係でもう数社あるが、すぐ解約できる状態に整理した。
口座が減ると資産全体が見やすくなって管理も楽になる。これは手術に関係なく、皆にオススメじゃよ。パスワードや資産状況も家族がわかるようにまとめて、「いつでも逝ける」状態にしたんじゃ(笑)。
④ お金の準備(高額医療費制度)
入院にはお金がかかる。検査だけでも、MRI・CT・内視鏡でそれぞれ1〜1.5万円ほど、手術前のトータルで約5万円かかったんじゃ。
そして入院説明で出た概算が約70万円。正直びっくりしたじゃ。
ただ、事前に役所で「高額療養費限度額適用認定証」(長い名前じゃな…)を発行してもらうと、窓口での支払いが約10万円で済むんじゃ。
70万を一旦立て替えるのは大変じゃろ?役所ですぐ発行してもらえるから、入院が決まったら真っ先にやるのをオススメするじゃよ。
わしは医療保険は全て解約していて、その分を貯蓄に回していたんじゃが、10万で済むなら保険料2年分を貯めておけば払える計算じゃ。民間保険がなくても、国の制度でこれだけカバーできるんじゃよ。
また、手術までの2ヶ月間は副業で少し貯金を増やしておいたのも、精神的な安心につながったじゃよ。
⑤ 息子へのメッセージ
わしには2人の子供がいて、下の子がちょうど大学入学のタイミングじゃった。大学資金も準備してあったので、教育費としてはひと段落じゃったんじゃが、万が一のことを考えて、これから自立していく子供たちへメッセージを用意したんじゃ。
- 大学で学んで欲しいこと
- アルバイトでの社会経験
- 金融・投資の知識
- 働き方(正社員・副業)
- 年齢ごとの役割
- 人生でやりたいこと探し
- 自分らしく生きること
思いつく限り書いたら長文になってしもうたが、「何かあったら手術の2週間後に自動配信する」よう設定しておいたんじゃ。結局メールは送らなかったが、今後のためにそのまま保存してある。我ながらよくやったと思うじゃよ。
⑥ 入院用品の準備
初めての入院で何が必要かわからず、病院の入院手引きに書いてあるものを全部揃えたんじゃが、手術後は体が動かないので半分は使わなかったじゃ。
特にオススメなのがレンタル病院着。1日500円ほどで毎日新しいものに交換してもらえる。パジャマを2着買っても洗濯が追いつかんじゃろ?金額的にも手間的にも、レンタルが断然お得じゃよ。肌着・下着もほぼ不要じゃった。
逆に、病院で買わされた口内衛生グッズと腹帯は結局ほとんど使わなかったじゃ。
持っていって良かったのは断然スマホじゃ。体が動かせない中、片手で動画・本・情報が見れる。暇つぶしにも、思いついたことをメモするのにも大活躍じゃったよ。
⑦ 入院カウントダウン〜心境〜
退院後はしばらく同じように動けないと思って、入院前日まで予定を詰め込んでいたんじゃ。
退職の送別会を兼ねた食事会、家族での京都旅行(年末で新幹線チケットが取れなくて焦ったが何とかなった)、長く一緒に働いた同僚や部下たちとのワイワイした時間…。前向きに動いているうちは、不安をある程度ごまかせたんじゃ。
ところが、入院前日に荷造りをし始めた瞬間、不安が一気に押し寄せてきたんじゃ。
体の一部が切り取られ、無くなる。
頭でわかってはいたが、荷物をまとめながらそれが急にリアルになったんじゃ。手術が失敗したら?後遺症が残ったら?ステージ1でも、やっぱり怖かったじゃね。交換部品じゃないんじゃからな。
おわりに〜今思うと〜
入院前の2ヶ月は、濃い時間じゃった。
今までできなかったことをやって、人生を振り返って満足感を得て、残された人たちへ伝えたいことを整理して、退院後の計画をゼロから考えられた。
人間、ある程度「寿命が制限される」と感じると、残された時間に集中できるもんじゃ。
会社を定年前に辞めたこと、その流れで検査を受けたこと、病名がわかって人生と向き合えたこと。一見マイナスが続いたようじゃが、このタイミングで気づけたことは、ラッキーじゃったと思っているじゃよ。
寿命には限りがある。1日はただの1日じゃが、感謝と楽しみを持って過ごした方が「お得」じゃ。たくGはそう思うじゃよ。
最後まで読んでくれてありがとう。 このブログでは、58歳で初めて入院した体験から学んだ健康・食・生活・人生観について、正直に書いているじゃよ。 次回は**「入院で変えた生活習慣〜食事の大切さ〜」**をお届けするじゃ。