保険に1,000万円払った男が、がんになって分かったこと
こんにちは、たくGじゃよ。
いきなりじゃが——ワシはこれまでの人生で、保険に約1,000万円払ってきたんじゃ。
で、去年——本当にがんになった。さて、保険からいくらおりたと思う?
答えはな……0円じゃ。
「えっ、悲惨な話?」と思うじゃろ? ところがな——実際に治療にかかったお金は、入院・手術・その後の治療ぜんぶ合わせて約22万円。貯金で余裕で払えて、何も困らんかったんじゃよ。
今日は、保険に1,000万払った男が、大病して初めて分かった「保険の本当の話」を、包み隠さず話するじゃよ。
⚠️ はじめにお断り
この記事はワシ個人の体験と考えじゃよ。保険の加入・解約は、ご自身の状況に合わせて判断してくださいな。
目次【開く/閉じる】
① 保険金、まさかの0円
もう一度言うぞ。ワシは人生で保険に約1,000万円払って、がんになって、おりた保険金は0円じゃった。
なんでかって? がんになる5年前に、ほとんどの保険を解約しとったからじゃ。
「解約した後にがん!? 最悪のタイミングじゃ!」と思うじゃろ? ワシも一瞬そう思ったよ(笑)。でもな——結果的には、まったく困らんかったんじゃ。
その理由を、今日は最初から順番に話するけぇ、保険料が家計に重いなぁという方、これから見直そうという方は、ぜひ最後まで読んでいってな。
② ワシの保険歴〜気づけば総額1,000万円〜
まず、ワシがどんな保険に入っとったか、正直に全部見せるじゃよ。
📋 たくGの保険歴(実録)
・がん保険 :30年 × 月約7千円 = 約252万円
・生命保険 :20年 × 月約2万円 = 約480万円
・医療保険×2:30年 × 月約1万円 = 約240万円
──────────────
合計支払額 約1,000万円(車の保険は別!)
月にすると約3万円。車の保険も入れると4万円近く、毎月保険に払っとったんじゃ。
なんでこんなに入っとったか。振り返ると、自分で調べて選んだ保険は、ひとつもなかったんじゃよ。
がん保険と医療保険は、入社した頃に「入院した時のために」と、会社が紹介しとった保険へ深く考えず入ったんじゃ。
元上司に勧められた「ドル建て終身保険」
生命保険は20年くらい前じゃ。会社を辞めて保険会社に入った元上司から、突然「保険の話を聞いてみないか」と連絡が来てな。
ワシはその頃がん保険しか入っとらんくて、「みんな入っとる生命保険に、そろそろ入った方がええんかな」というくらいの知識じゃった。じゃけ「話だけでも」と会いに行ったんじゃ。
そこで説明されたのが、外資系の**「ドル建て終身保険」**じゃった。
💬 当時のワシが聞いた説明
「死亡時の受取額を設定して、そこまではドル建てで貯蓄も増やせる」
——それまで聞いたこともない仕組みじゃった。
当時は1ドル100円を切っとったけ、「ドルが上がれば貯蓄も増えるし、タイミングもええかな」と思ったんじゃ。
ライフプランも死亡給付も、知識は何もなし。「なんとなくこれくらい」で金額を決めて始めたんじゃよ。
今思えば——元上司も歩合制じゃけ、顧客獲得に必死じゃったんじゃな。会社を辞めて保険会社に入った同僚も何人かおって、みんな連絡をよこしよったよ(笑)。
家族の「そんなに入る必要あるの?」
月4万近く払っとった頃、家族に言われたんじゃ。「そんなに入る必要あるの?」と。
ワシはこう答えたんじゃ。「何かあった時にお金が下りるから、貯蓄がない我が家には必要なんじゃ!」ってな。でも——お互いに保険のことがよう分かっとらんけ、それ以上は話が進まんかったんじゃよ。
じゃけ、がんも入院も、実際に来たのは30年後じゃ。若い頃に入った保険は、出番が来る前に解約しとったけ、あまり意味なかったじゃね(笑)。
③ 5年前、ほぼ全部を解約した
そんなワシが変わったのは、5年前じゃ。
FP3級の勉強をして、「保険は不要」を謳っとる本も何冊か読んでな。お金の仕組みを自分で勉強して、初めて気づいたんじゃよ。「あれ? ワシ、保険に入りすぎじゃないか?」と。
一番の「目からウロコ」
勉強して一番衝撃じゃったのは、これじゃ。
💡 保険の常識がひっくり返った瞬間
「保険と貯蓄は、分けて考える」
保険って、内容を複雑にすることで「本当に保障になっとる部分」をごまかしとるところがあるんじゃ。だから、まず目的(医療費の補填? 死亡時の補填?)を明確にして、「その時いくら足りないのか」を——公的保険でもらえる分も計算した上で——決める必要があったんじゃよ。
そして計算してみて、国からの補助が意外に多いことも、そこで初めて分かったんじゃ。
ドル建て保険の”答え合わせ”
さらにショックだったのが、例のドル建て終身保険じゃ。
20年近く積み立てとったのに——資産がほとんど増えとらんかったんじゃよ。
📉 ドル建て終身保険の実態(20年やった結果)
・自分で同じ額を外貨投資しとった場合と比べて、資産は半分以下
・元本に雀の涙ほど足したくらいの増え方
・しかも満期解約じゃなかったけ、元本割れ……
→ 差額の数百万円は、手数料として保険会社に渡っとった計算じゃ(しらんけど…笑)
結局、保険会社を通して外貨を買っとっただけで、間に高い手数料が挟まっとったんじゃな。散々じゃよ。
見直しの結果
そこでワシは、思い切って見直したんじゃ。
✂️ 5年前にやった見直し
・掛け捨ての生命保険(月3,500円)だけ残す
・それ以外は すべて解約
・代わりに「病院費」として 100万円 を貯蓄で確保
解約したら、がん保険と生命保険あわせて350万円くらい戻ってきたんじゃ。積立部分があったけぇな。
でも冷静に考えてみ? 1,000万払って、350万戻る。差し引き650万円は、使うことのなかった保障のために消えたんじゃよ。
④ そして、本当にがんになった
そして去年——保険をほぼ解約した5年後に、本当にがんになったんじゃ。
正直に言うとな、診断されたあの瞬間は「保険、解約せんかったら…長期治療になっても安心じゃったのに」と、一瞬よぎったよ。そりゃ人間じゃもの。
でもな、実際にかかったお金を見てくれい。
💰 がん治療で実際にかかったお金(自己負担)
・入院10日+手術:約10万円(高額療養費制度を適用)
・その後の治療+薬代:約12万円
──────────────
合計 約22万円
10日間入院して、手術して、その後の治療までやって——合計22万円じゃ。「病院費」として貯めとった100万円と解約返戻金で、余裕でまかなえたんじゃよ。
なんでこんなに安く済んだか。それは国の制度のおかげじゃ。
🛡️ ワシを守ってくれた「国の制度」
・高額療養費制度:医療費の自己負担に上限を設けてくれる
・傷病手当金:働けん間の収入を保障してくれる
「あのタイミングで解約して良かったんか?」——ワシの結論はイエスじゃ。高額療養費制度も傷病手当もあるし、解約後に貯めとった貯蓄でカバーできた。むしろ、払い続けとった保険料を貯蓄に回しといて正解じゃったんじゃよ。
💬 実体験の結論
「1,000万円の民間保険より、ワシを守ってくれたのは『国の制度』じゃった」
⑤ なぜ「ほとんどの保険は不要」と思うのか
ここからは、ワシが勉強と実体験でたどり着いた「保険がほぼ不要と思う理由」を4つ話すじゃよ。
理由1:あなたはすでに「最強の保険」に入っとる
会社勤めの人は「社会保険」、個人事業の人は「国民健康保険」——実はこれ、毎月しっかり保険料を払っとる、かなり優秀な保険なんじゃよ。高額療養費制度、傷病手当金、遺族年金……いろんな保障がすでに付いとる。
ワシはこの仕組みにほぼ無知じゃったけ、「保険に入らなくては」という発想になっとったんじゃね。
💡 考え方のコツ
公的保険(社保・国保)=すでに入っている最強の保険。
民間保険は「その上乗せが、本当に要るか?」で考える。
理由2:入院は、もう長くない
「入院に備えて医療保険」と言うがな、今の病院はなるべく入院させない方針じゃ。ワシのがんでも10日じゃった。「入院日数 × いくら」という保障の出番は、昔より減っとるんじゃよ。
理由3:「2人に1人ががん」のカラクリ
がん保険の宣伝でよく聞く「国民の2人に1人ががんになる」——これ、嘘ではないんじゃが、実際はその多くが高齢になってからなんじゃ。
女性は35歳くらいから乳がん・子宮がんが、男性は45歳くらいから胃がん・大腸がんが増える、というのが実情のようじゃよ。じゃけ、若いうちから高額ながん保険に入る必要は薄い、というのがワシの考えじゃ。
理由4:「お金が戻る保険」は手数料がすごい
これはワシのドル建て保険が証明したとおりじゃ。積立型・貯蓄型は、初年度は支払額の4〜7割が手数料等で消えるとも言われとるんじゃ。
同じような保障を掛け捨てで探すと、月3,000円くらいで入れて、むしろ内容が良いこともある。「掛け捨てはもったいない」は、思い込みかもしれんじゃよ。
⚠️ 覚えておいてほしいこと
「お金が戻ってくる保険」=保障と貯蓄をセットで買って、
高い手数料を払っている状態じゃ。
それなら保障は掛け捨てで最小限にして、貯蓄・投資は自分でやった方が、
手数料が浮く分、貯まりやすいとワシは思うんじゃ。(もちろん投資は絶対じゃないがね)
⑥ じゃあ、どうすればいい?〜年代別の考え方〜
「じゃあ全部入るな、ということか?」——いや、そうじゃないんじゃ。ワシの考える整理はこうじゃよ。
📋 たくG流・保険の考え方(年代・状況別)
① 貯金がない若い世代
→ 掛け捨ての医療保険で安心を買うのはアリ
② 小さい子どもがいる家庭
→ 子どもが20歳になるまでの「足りない分」だけ掛け捨て生命保険
③ 家を買った人
→ 団信に入っとるけ、生命保険は最小限で
④ 貯金100万円が貯まったら
→ ほとんどの保険は卒業を検討
②を補足するとな——生命保険は「教育費+生活費」を計算して、そこから遺族年金でもらえる分を引いて、足りない金額だけ掛け捨てで備えれば十分じゃと思うんじゃ。
一番の土台は「特別費100万円」
そして一番大事なのが、この考え方じゃ。ワシは浮いた保険料を「使っていいお金」とは思わんかった。保険が効かなくなる分、いざという時のお金は自分で用意する必要があるからじゃ。
これは、モノに対しても同じなんじゃよ。突然、テレビや冷蔵庫が壊れることもあるじゃろ? そんな時にお金がなかったら苦労するけぇな。
🪣 たくGの「特別費」100万円
・医療費用:50万円
・モノの費用(家電の買い替え等):50万円
──────────────
合計 100万円を目標に確保(解約返戻金の一部を回した)
このお金があるだけで、たいていの「まさか」は乗り切れるんじゃ。実際ワシは、今回の手術・入院で25万円、エアコンの買い替えで13万円ほど使ったよ。……また補填しとかんとね(笑)。
高額療養費制度がある日本では、この貯金100万円さえあれば、ほとんどの医療費はカバーできるんじゃよ。ワシの22万円が、その証拠じゃ。
ちなみにワシは今、60歳までの「掛け捨て生命保険」だけ残して、あとは投資と貯蓄で家族に残す形にしとるじゃよ。
⑦ まとめ〜最強の保険は「予防」じゃ〜
最後に、いちばん大事な話をするじゃよ。
保険をどうするか考えるのも大事じゃが——結局のところ、最強の保険は「病気にならんこと」、つまり予防じゃ。
🛡️ お金のかからない「最強の保険」
・毎年の健康診断
・適齢になったらカメラ検査(特に大腸は症状が出にくい。定期的に!)
・規則正しい生活(暴飲暴食・酒・タバコに注意)
・食事は自然素材のもの——豆類や魚がいいそうじゃよ
・運動と、ストレスを溜めない暮らし
ワシは大腸がんを経験したけ、これだけは言わせてくれい——大腸は症状が出にくいんじゃ。不摂生も積み重なると健康を損ねる。検査と生活習慣、これが何よりの備えじゃよ。
📌 今日のまとめ
・保険に1,000万払った → がんの時おりたのは 0円
・でも実際かかったのは 22万円(国の制度+貯金で十分)
・公的保険=すでに入っている最強の保険
・貯金100万円+掛け捨て最小限が、たくG流
・そして一番の保険は「予防」じゃ
繰り返すがの、これはあくまでワシの体験と考えじゃ。家庭の事情はそれぞれじゃけ、鵜呑みにせんで、自分でも調べて判断してくれな。ワシみたいに「勧められるまま」だけは、やめとくんじゃよ(笑)。
あなたは保険、どうしとるかの? 「入ってて助かった」という話も、ぜひコメントで聞かせてくれい。いろんな体験談が、みんなの参考になるけぇな。
今日という1日を、自分の手で。今日もただの一日じゃよ。
おわりに
最後まで読んでくれてありがとう。
このブログでは、58歳で初めて入院した体験から学んだ健康・お金・生活・人生観について、正直に書いているじゃよ。
※この記事はワシ自身の体験談じゃよ。保険や投資の判断は、最後はご自身の状況をよく調べて、無理のない範囲で決めてくださいな。
ではまたお目にかかれる日を! バイナラじゃ。